乱視の見え方は仕事の効率にも影響します〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

query_builder 2024/04/28
白内障近視一般眼科
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新年度が始まり、忙しい日々を皆様お送りのことと思います。最近はスギ花粉が落ち着いたのですが、暑さのせいか、めやにが出る方が多くなっているようです。また、黄砂や夏の花粉でしょうか、アレルギーで痒くなっている方も再度増えてきています。皆様お気をつけください。


例年、5月が近くなると、学校検診で視力低下を指摘される方が多くいらっしゃる時期です。そこで今回は乱視音見づらさについて書きたいと思います。以前も白内障手術の際の乱視矯正について書きましたが(以前のブログはこちら)、この度、コンタクトレンズメーカーのクーパービジョンさんより資材をいただいたのでご紹介させて頂きます。


 乱視は、多くの人々が日常生活で直面する視覚上の問題の一つです。この状態では、物がぼやけたり歪んだりして見えることがあり、例えば遠くの文字や細かいディテールが見づらくなることがあります。そこで、乱視による見づらさに焦点を当て、日常生活での症状やそれに対処する方法について考えてみましょう。


上のようなピンボケ写真が乱視の見え方です。これは明るい時よりも、暗い時に顕著に現れます。  標識もだいぶ見づらいのがお分かりいただけるかと思います。こんな状態が日々続いていたら目の疲れもやはり強くなることは自明ですね。



これに対し上の写真の赤丸の中は乱視を矯正した状態です。銀座5丁目の標識がはっきりと読めると思います。


流石にここまでの乱視はだいぶ強い状態かと思いますが、年齢とともに少しづつ乱視が強くなることが多いです。


文献によると、乱視が強くなると

・1分間に73文字の読書時間の差が出る

・A4の資料を20ページ読むのに23分の差が出る

・文庫本1冊を読むのに1時間18分余計にかかる

という研究もあるそうです。


”今まではよく見えていたけど最近なんとなく見づらいな”、”夜になると見づらさが強くなるな”などという症状がある場合には乱視が出てきている可能性もあったりします。その場合、メガネやコンタクトレンズで乱視の矯正をすることでよりすっきりした視界を手に入れられる可能性があります。また、明るいところで見る方が、コントラストがはっきりするので乱視の影響が出づらいです。


また、白内障が進行する際に、水晶体が不均一な濁りをすることによって乱視が進行する場合があります。この場合、通常の矯正では改善しないこともあるので、白内障手術によって乱視矯正を行う必要があることがあります。


当院では白内障手術時の眼内レンズの選択の際に、乱視矯正が必要かどうか精査して、患者様ごとに最善と思われる眼内レンズをご提案させて頂きます。乱視が強くお困りの際には一度ご相談にいらしていただくと良いかもしれません。

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先日外来終了後に日本眼科学会に参加してきました。

こちらはその際の長野の高校の作品です。立派な字を書いてくださり、学会を彩っていました。

学会で見つけた面白いものは後日ブログにしたいと思いますので、またお読みいただければ幸いです。

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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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