新紙幣は見えない方への対応も進化しています〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

query_builder 2024/04/07
一般眼科
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桜も満開になり、日も長くなり、春らしくなってきましたね。スギ花粉は落ち着いてきましたが、まだまだヒノキや黄砂とアレルギーも続いており、目ヤニの方も多く来院されていルように思います。コロナもまだ流行の兆しがありますので、健康にはご注意ください。


さて、今回のお題は紙幣のユニバーサルデザインについてです。今までの紙幣も視力障害の方にわかりやすいように工夫されていましたが、新紙幣はもっとよく分かるようになっています。


まずは現在の紙幣ですが、どのような工夫があるかご存知でしょうか?


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上記の表が見分け方なのですが、紙幣の大きさの他に紙幣の隅に凹凸があります。この形で見分けられます。

また、5千円札、1万円札にはホログラムが貼られており、この形でも見分けられます。以前は五千円札も楕円の形だったようですが、今は長方形になったことで、さわればよりわかりやすいように変更されたとのことです。

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今年7月に新紙幣が発行されるようになります。よくホログラムが回転するとか新しい技術が取り沙汰されていますが、近年のユニバーサルデザインの取り組みの一環として、視力障害の方への配慮もより行われています。

まず、紙幣に記載されている数字が大きくなり、誰でもわかりやすい記載となりました。


もう一つは11本の斜線の位置です。凹凸がはっきりしており、位置が違うことがわかりやすいように工夫されています。これが浸透するまでは混乱をきたすこともあるのでしょうが、早く統一されることが望ましいと考えます。


また、あまり知られていないことかもしれませんが、国立印刷局が”言う吉くん”と言うスマホアプリを作っています。このアプリはスマホのカメラを紙幣にかざすと、紙幣を識別してくれるアプリです。単純ではありますが、視覚障害がある方にとってはとても役立つアプリだと思います。これが新紙幣が発行した際も早く対応してくれることを願っています。

このようにスマホのカメラをかざすと瞬間的に紙幣を判別してくれます。視力が弱い方が少しでも生活しやすい工夫がいろいろなところに広がってくれればと祈っています。

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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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