翼状片が乱視を悪化させていることがあります。〜横浜市の眼科 梅の木眼科クリニック〜

query_builder 2022/06/12
一般眼科
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梅雨入り前の晴れ間で、本日は久しぶりに暑かったですね。洗濯日和の1日でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?今日はパンダのシャンシャンの誕生日なので、お祝いに行った方もいますでしょうか?


さて、本日は翼状片による乱視の悪化について書きたいと思います。

写真の通り、目頭(時に目尻側)にくさび状の張り出しが出てきているのが翼状片です。角膜に少しかかるくらいなら、特に何の異常も感じないことが多いのですが、翼状片が大きくなると黒目の中心にまでかかってしますことがあります。ある程度の大きさになると角膜のカーブを変形させてしまうので、乱視の進行の原因になることがあります。乱視は以前のブログ(こちら)でもお書きしましたが、物を見る際にブレて見づらくなってしまいます。


乱視の矯正は、メガネやコンタクトレンズで行う必要があります。しかし、あまりに強い乱視は矯正できないこともありますし、翼状片が大くなると、コンタクトレンズも装着できなくなってしまうことがあります。


翼状片の進行の予防には

・紫外線を避ける

・抗アレルギー薬のリザベン点眼®️(トラニラスト点眼)を点眼する


といったことしかありません。

ですので、ある程度大きくなったものは切除するしかなくなります。




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実際に翼状片を切除した翌日です。

黒目の上から白い翼状片組織が無くなっているのがわかります。

翌日は角膜に傷をつけるので少し痛みが生じます。また、翼状片という組織は増殖力が強いので、ただ切除しただけでは再発を繰り返してしまいます。そこで工夫して縫うことで再発を防いでいます。

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術後1ヶ月です。

角膜上に白い混濁がうっすら残りますが、肉眼では目立たなくなっています。

乱視の方も元々−2D程度あり、裸眼で0.5程度でしたが、乱視はなくなり、裸眼で1.0まで改善しました。


全員が全員このように改善するわけではありませんが、翼状片が目立つ様になってきて、最近視力が落ちた気がするな・・・。と感じた際には切除も一つの手段なのかもしれません。


横浜市内、市外問わず手術の適否につきましてご相談の希望がございましたらお問い合わせよりご遠慮なくご連絡ください。少しでも皆様の目の健康のお手伝いができれば幸いです。



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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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