めやにが増えてきたらはやり目かもしれません。〜横浜の眼科、梅の木眼科クリニック〜

query_builder 2022/04/16
一般眼科

  花粉症も少し落ち着いてきて花粉症で辛かった皆様にとって幾分楽な季節になってきたのではないでしょうか。


 花粉の季節が過ぎると流行り始めるのが流行性角結膜炎、通称はやり目です。はやり目はアデノウイルスというウイルスの感染による結膜炎で、感染力が強く、目やにや涙を拭いた手から周りの人にうつってしまいます。ご家族の中や、職場、学校で流行することが多く、小さなお子様ではまぶたの裏に膜(偽膜)を作ってしまうことがあり、ひどくなると毎日膜を取らないと結膜に瘢痕を作ってしまうこともあるので注意が必要です。


 ウイルスに対する特効薬はないので、炎症を抑え、ほかの細菌をつかなくする様に目薬をするしかありません。そのため、感染予防を行うことがとても大切なのです。予防には手洗いを頻繁に行い、目を触らない。ご家族の中にはやり目の方がいらしたらタオルを別にするといったことです。


 横浜市内では、新型コロナ感染症が流行しだしてから感染予防に留意される方が増え、人流が減っていたことが要因なのかもしれませんが、ここ2年ほど大きな流行はなかったように感じています。しかしながら、今年は徐々に仕事も学校も普段の生活に戻ってきたこともあるので今後また流行してくるかもしれないのでご家族、職場でも注意しておいた方が良いかと思います。


 はやり目はインフルエンザと同じように、感染症予防法の5類感染症と定められているので、ひとたびかかると仕事や学校も休まなければならないものです。体は元気なのに療養しなくてはならないのは思った以上に不自由を感じてしまうことが多いので、かからない、感染を拡大させないためにも感染予防を意識して行っていきましょう。どんなに気をつけていても、残念ながらかかってしまうことはどうしてもあります。大量の目やにや涙が最近ひどくなったと感じられた方は、早めに受診をお勧めします。

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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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