新しい検査機器の導入に向けて〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

query_builder 2023/09/03
白内障緑内障一般眼科
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8月も終わり、学生さんは新学期が始まりましたね。まだまだ暑いですが、日が暮れると涼しい風を感じられるようになってきました。先週から花粉がまた飛び始めたのか、目の痒みを感じて来院される方が増えてきたように感じます。ひどくなる前の早めの点眼がおすすめなので、症状が出てきたら早めのご来院をお勧めしたいところです。


さて、今回は眼科の検査機器についてです。開業してから4年半ほど経ち、今後の眼科診療をより高めるための機械を選定したいと思い、ニデックさんよりミランテというOCT(眼底三次元画像解析装置)をデモでお借りしています。この機械は、一つの機械でOCT、広角眼底写真、OCTA(血管撮影)ができるという優れものです。



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OCTも撮影範囲が広がっているのは素晴らしいのですが、上の写真のように広角な眼底写真が撮影できるのがやはりいいですね。通常の眼底写真ですと、大体青丸の部分くらいしか正面で撮影できないので、散瞳して上下左右の写真を撮ってもここまで広い画角の写真は難しいのですが、この機械は散瞳しなくてもここまで撮影できます。これにより、通常診察時の眼底検査で見たものを写真で残しやすくなりますし、飛蚊症や糖尿病網膜症など、散瞳しての検査が必要時に、ご都合で散瞳できない場合(瞳孔を広げてしまうと眩しかったり、見づらくなったりするので運転する用事や、お仕事の合間だと検査ができない場合があります。)でも、ある程度写真で確認できるので大変有用と思います。



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もう一つの機能は眼底の血管撮影です。

網膜の層ごとの血管を撮影できるので、黄斑変性の性状がより詳しくわかったり、糖尿病網膜症の新生血管の状態や血管の詰まった部分が造影剤なしでも分かるので、診察時の説明の際でもお話ししやすい機能です。

撮影の際に時間がかかるので、もう少し早く撮影できるといいなとは思いますが、今後絶対必要になる検査です。


眼科の検査機器に関わらず、日進月歩でまだまだ機械が進歩しており、各社から様々な特徴を持った検査機器が発売されています。気になる機械は積極的に試していき、梅の木眼科クリニックの診療の質を更に向上していきたいと思います。


現在デモでお借りしているミランテは9月中旬まで当院にありますので、撮影してみたい方はお早めにご来院ください。

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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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