眼科をしていてふと嬉しくなったこと

query_builder 2022/05/04
小児眼科一般眼科

コロナの流行も少し落ち着いており、晴れ間の多いGWですのでお出かけしている方も多いのではないでしょうか?当院も5月2日をお休みとさせていただいております。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い致します。


 常日頃、眼科の外来や手術をしていて、患者様が喜んでくれる姿を見て診療していて良かったなとよく思います。その最たるものは白内障や眼瞼下垂、逆さまつげといった、術前術後で明らかに変化が出たときに喜んでいただけることが多いです。全く見えなくて、手探りでいらしていた方が、とても良くなったと一人でスタスタ外来に歩いて来られる姿は、いつみても嬉しい限りです。認知症が進んでいた方が白内障手術をすることで少し良くなることもしばしば見られます。手術を行う前は不安に思われていることが大半ですが、不安が少しでも軽減できるようにお話をしながら手術をしたり、笑気麻酔を使用してリラックスして安全に手術を受けていただいております。


 もちろん手術は完全なものではないので、ご期待通りの結果が得られないこともあります。例えば、白内障手術では眼内レンズを挿入するのですが、その度数が予測度数どおり入ったとしても、ご自覚が思ったものと違った、眩しさが強いなど、予測できない見え方の質でお困りになられることなどです。術後に起きる不具合に対してもお話を伺うことで対応できることがありますので、当院以外で手術を受けられてお困りの方も一度ご相談にいらしていただければと思います。


 このように手術を受けられて良くなったことを喜んでくださるのはもちろん嬉しいのですが、最近別のことで嬉しくなったことがあったので書きたいと思います。


 今でも開業前に勤めていた桜ヶ丘中央病院での外来を少しお手伝いさせていただいているのですが、赴任当初から来院してくれていた当時3歳くらいの女の子がいました。健診で視力低下を指摘されていたため、定期検査をずっと行っていました。成長とともに視力も良好となっていたため、少しづつ外来期間を開けていましたが、先日来院しに来てくれた時には気づけばもう18歳の素敵なお姉さんになっていました。親戚でもないのですが、小さな子の成長を感じることができてしみじみと嬉しくなってしまいました。そして、それだけの期間受診にいらしてくれていることにその子はもちろん、ご家族から信頼していただけているのだなぁとありがたく感じました。


 〜揺り籠から墓場まで〜という言葉はイギリスの福祉政策の有名な言葉ですが、眼科の診療を続ける上でも最近よく思い出します。

眼科は生まれたての赤ちゃんから100歳近いご高齢者まで幅広い年齢の方が受診に来られます。長いお付き合いがこれからもできるよう誠心誠意、外来診療、手術に勤めてまいりますので引き続きご愛顧のほどお願い致します。


連休の合間にふと思ったことを徒然と書いてしまいました。皆様良い連休をお過ごしください。



----------------------------------------------------------------------

梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG