世界網膜の日 in 神奈川〈横浜市　梅の木眼科クリニック〉 | 横浜市から眼科医による目の健康のためのお役立ち情報をブログで発信

残暑が厳しい中、皆様どうお過ごしでしょうか？

巷でインフルエンザなどウイルス性の感冒が流行っているように、眼科では流行性角結膜炎（はやり目）が少し流行っているように感じます。皆様よく手洗いをして、感染拡大予防をしていきましょう。

さて、今回は”世界網膜の日”in 神奈川です。世界網膜の日というと、網膜疾患全般のような感じがしますが、これは難病である、網膜色素変性の支援を考えようというイベントです。網膜色素変性症協会（別サイト）が主催しているのですが、網膜色素変性症に対して、医療・福祉・支援者の横のつながりを強めて、今後の病気の支援により活かしていこうという活動の一環です。

網膜色素変性症は原因がまだ解明されていない進行性の病気です。その名の通り、網膜の色素が傷んでしまい、徐々に視野がかけてきてしまいます。早期から夜盲（暗いところが見えない）、羞明が出てきて、最終的には針の穴から覗いているくらいしか見えなくなる事もあるご病気です。見た目では、病気があるかもわからず、患者様はだいぶご苦労されることが多いとよく外来で伺います。視覚障害が進むと、外出の機会が減ってしまい、徐々に社会から孤立してしまうこともしばしばです。

そのようなご病気をより深く知り、できることはないか考えるには良い日だと思いますし、罹患されている患者様同士のつながりがより生まれる場になると良いなと思っております。

神奈川県民ホール　小ホールで開催されるようですので、ご興味がございましたら参加してみてください。