加齢黄斑変性の治療に新たな選択肢が増えました〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

query_builder 2022/06/03
一般眼科
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 近年増えてきている加齢黄斑変性(詳しくはこちら)ですが、現時点での治療法は抗VEGF(血管内皮増殖因子)抗体の硝子体注射が第一選択となっています。今まである薬剤でも、定期的な注射をしていくことで、出血などの重篤な視力障害を防ぐことができる様になってきています。


 しかしながら、ルセンティス®️(ラニビズマブ)やアイリーア®️(アフリベルセプト)といった、従来の注射薬では毎月もしくは2ヶ月ごとに注射を余儀なくされることがしばしばありました。注射薬自体が高額である上、何度も注射をしないといけなくなると、患者様のご負担も計り知れないのですが、視力を守るためには致し方なかったのが現状です。


今回新しく発売されたバビースモ®️(ファリシマブ)は従来のVEGFの他、新生血管の不安定性を亢進すると言われるアンジオポエチン2(Ang-2)を同時に阻害することで、薬剤の効果期間を延長させている薬剤とのことです。それにより、維持期の注射は4ヶ月ごとに延長できることが期待されています。


現在注射されている方で、安定している方はそのままの治療で良いと思うのですが、頻繁に硝子体内注射をしなければならない方や、注射をしても悪化する予兆がある方は、もしかしたら薬剤を変更することで注射の回数を減らせたりすることが期待できます。新しい薬剤なので、まだどのくらいの効果があるかはわかりませんし、お一人ごとに病気の状態が違うので、効果が思うように現れない場合もあり得ますが、選択肢が増えることは今後の治療法を考える上で心強いと考えています。


 横浜市内、市外問わず、加齢黄斑変性で注射を頻回にされている方は一度ご相談にいらしていただければ、新たな薬剤による治療もご相談いたします。お困りの方がいらっしゃったら一度ご来院をご検討ください。







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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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