緑内障の治療の考え方〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

query_builder 2023/06/18
緑内障
緑内障グラフ

梅雨入りしたこともあり、最近ハウスダストが原因と思われるアレルギー症状が出ている方や、流行性角結膜炎(はやり目)が増えている時期になってきました。ご家族や周囲の方よりうつることもあるので、みなさまよく手洗いや目を触らないようにお気をつけ下さい。

コロナの後で内科でもウイルス性の感染症が増えているようで、眼科でもやはり同様のことが起きているせいか、今年のはやり目は重症化する方が例年より多い気がします。早めの点眼で悪化が防げますので、おかしいと思った時は早めの受診をお勧めします。


さて、今回は緑内障の治療について少しお話ししたいと思います。緑内障は最近テレビのCMでもよく放映されていますが、視野が欠けてきてしまうご病気です。初期には自覚症状もないのですが、年単位で徐々に視野障害が悪化し、最終的には失明に至ることもあります。

詳しい話は以前のブログで少し触れておりますので、もしよければ以下のブログもお読み下さい。

緑内障治療の選択肢:SLTレーザー治療


薬局でよく”緑内障はありませんか?”と聞かれませんか?


要点だけ簡単にまとめてしまうと、緑内障の治療は視神経を保護してあげるために眼圧を下げるにつきます。色々な民間療法などもありますが、現在エビデンスが示されているのは眼圧を下げることだけです。


最初のグラフに示したように、人間は生まれてから徐々に神経が減っていきます。視神経も同様に加齢とともに少なくなっていくのですが、これが通常より早くなると視野が欠けてきます。この状態が緑内障です。軽いうちは自覚症状もないので気にならないのですが、ある一定のところまで進んでしまうと日常生活に支障が出てきてしまいます。


残念なことに緑内障で傷害された視野は元に戻すことができませんし、緑内障が進むのを完全に止めることもできません。ですので、視野の障害が軽いうちに眼圧を下げてあげることで神経への負担を軽くし、死ぬまで生活に不便のない状態を保っていくことが最善の治療といえます。


眼圧を下げるためには点眼、レーザー手術、観血的手術などがあります。どの治療も眼圧を下げるという目的は同じであり、一長一短があります。視野の進行の状態と、患者様の特性、年齢などを総合的に鑑みて治療方針を相談していく必要があるので、主治医とよく相談しながら治療の選択をしていくことが必要です。


梅の木眼科クリニックでは、患者様の眼圧や視野の状態から、点眼の種類のご相談やレーザー手術(SLT)、白内障と同時に行うMIGSという緑内障手術を組み合わせて、最適な治療を相談しております。緑内障でご心配なことがございましたらいつでもご来院をお待ちしております。


人生100年時代、少しでも不便のない視野を保てるようみなさまの健康をお祈りしております。






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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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