9月よりドライアイ治療薬に後発品が登場しました〈横浜市　梅の木眼科クリニック〉 | 横浜市から眼科医による目の健康のためのお役立ち情報をブログで発信

ドライアイと一言に言っても様々な点眼があります。

詳しくは以前のブログ”ドライアイ点眼の良し悪し”をお読みください。

そのうち、ムコスタ点眼液に後発品である、レバミピド点眼液が登場しました。後発品ですので、もちろん薬効成分は同様で、価格もお安くなるメリットがあります。

しかし、今回のメリットは”ユニットドーズ（使い捨ての点眼瓶）ではなくなること！”が一番です。

点眼薬は通常感染予防に防腐剤が入っているのが一般的です。この防腐剤の種類によっては点眼することによってドライアイの原因となることがあるので、極力防腐剤を入れない、または角膜に悪影響の少ない防腐剤を使用するようにしています。ムコスタは前者で作成されていたため、蓋を開いて使用したらそのまま捨てていただく必要がありました。そのため持ち歩いた際のゴミ捨てが面倒だったり、１ヶ月分処方するとかなりの量になるなど、手間がかかることがありました。それを改善して通常の点眼瓶で発売されたので、今後は使用しやすくなると思います。

今までのムコスタ点眼と同様に、立てて保管が原則ですが、ドライアイにはとてもよく効く点眼ですので皆様に使っていただきやすくなると嬉しい限りです。

※ムコスタ点眼液と同様の成分ですので、点眼後の苦味といった副作用も同様です。合わない方もいらっしゃるのでご検討いただく際はご留意ください。