横浜市で低濃度笑気麻酔を使用した日帰り手術が話題になる理由

query_builder 2022/01/28
白内障
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 長く眼科の手術をしてくると、目の手術は出血も多くなく、手術のビデオなどでイメージトレーニングなどをしていても綺麗な手術だなぁなどと思いながら先人の先生方の手術を眺めることがよくあります。しかし、他の科の先生とお話しすると、眼科の手術が一番怖く感じると言われることがよくあります。同業の先生からでもそのような話があるのだから、手術を受けられる患者様、ご家族様が怖かったり緊張されたりするのはしごく自然なことと思っております。


 大半の眼科の手術は基本的には局所麻酔で行うことが多く、患者様に説明しながらだったり、お話ししながら手術をしています。白内障にしても眼瞼下垂にしても硝子体手術にしても、麻酔の時など一時的な痛みはあるものの、手術自体は局所麻酔の日帰り手術で対応が可能です。ただ、局所麻酔といえど、手術は手術。顔の上に清潔な布(ドレープ)をかけられて、まぶたに器具をつけられてとなるとやはり緊張されたり、怖さを感じられる方も少なからずおられます。誰しも手術の際に緊張はされますが、反対の目をぎゅっと強くつぶってしまったり、呼吸を止めてしまったりすると血圧の上昇や硝子体圧の上昇により手術が難しくなってしまうことがあります。


 そのような経緯から、なるべく楽に手術を受けられるようにと、最近歯科で取り入れられている低濃度笑気麻酔を眼科の手術でも使用する機会が増えてきました。笑気は昔から全身麻酔で使用されてきた物質です。それを身体への影響を極力減らしたものを鼻から吸うことで、少しぼんやりした状態で手術を受けることができます。

麻酔自体は吸うのをやめて数分で元の意識に戻るので、気分が悪くなければ術後すぐにお帰りいただくことも可能です。


横浜市内でも低濃度笑気麻酔を取り扱う眼科は徐々に増えてきておりますが、まだまだ少ない現状です。

見づらくて手術はしたいけど、手術が怖い、緊張してしまうからと躊躇されていらっしゃる方はお気軽にご相談ください。



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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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