深視力検査をお試しいただけるようになりました〈横浜市 梅の木眼科クリニック〉

query_builder 2022/10/03
白内障一般眼科
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視力の中でも通常の視力とは異なり、深視力というものがあります。これがどういうものかというと”物体の遠近感、立体感、奥行き、動的な遠近感を捉える目の能力の一つ”です。


通常の視力検査で目がいい、悪いと言われている場合は、どれだけよく見えているかという(遠見視力)概念がベースにありますが、これとは異なる能力です。


 人は通常左右の眼に映った物体を別々の物と扱わず、一つの像として見ていますが、右目と左目の位置が完全な対称であるわけではないので、同じ物体を見た時に各目に映る像に微妙なズレが出てきます。 その微妙なズレを一つの像として処理する時に、遠近感、距離感を得ています。

 もっと簡単にいうと、左右の目が上手く使えると、深視力(遠近感)が良くなります。実際、普段は遠近感など気にしないような方が、片目をつぶったり、眼帯をしたときに遠近感が悪くなって階段を踏み外しやすくなったり、段差につまづいたりと、怖い経験をされたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

それと同様に片目に異常があったり、斜視があったりする方では深視力が落ちている可能性があります。


 この距離感を感じる事で物体の位置状況が把握できるため、運転時には非常に重要な眼の能力と言えます。普通免許では必要とはされていませんが、お客さんを乗せたり(2種免許)、トラックのような大型の運転をされる場合には免許取得、更新の際に規定をクリアする必要があるとされるものです。


 深視力の検査では、物を立体的に捉える事ができるか、遠近感が正常にあるか、立体視及び遠近感を測ります。 検査は「三桿法」と呼ばれる測定方法で3回行います。合格はその誤差が平均2cm以下となっています。


  実際、深視力検査を慣れていない方がやってみると、意外と難しいです。上の写真のような機械で行うのですが、3本の黒い棒のうち、真ん中の一本が前後に動きます。横一直線に並んだらボタンを押して、左右の棒とのずれを見ます。写真で見ていて並んでいるかわかりますか?




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 次の写真は、中心の棒を一番(10cm)手前、真ん中、一番(10cm)奥にしたものを斜めから撮影したものです。こう動かしたのを見るとよくわかります。


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 先程と同様のものを正面から撮影すると、拡大されている分分かりますが、これを2.5m離れた位置から試験し、なおかつ前後2cm以内に動いている棒を止めなければならないのですから結構難しいですよね・・・。


 両眼とも正常な方でも苦労する事が多い深視力検査ですが、練習することで塩梅がわかり、できるようになる事もあります。 


 横浜市保土ヶ谷区にあります梅の木眼科クリニックでは、免許更新前や、運転士の試験の前でご不安な方など前もって練習したい方に向けて新視力検査機を導入しました。練習も受け付けておりますので、詳しくはお電話、もしくは問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。


※練習の場合、税込1100円の自費診療とさせて頂いています。

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梅の木眼科クリニック

住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区西谷1-25-21 ポンデロッサ西谷1F・2F

電話番号:045-371-2666

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